毎年11月に入る頃、山形の祖母から荷物が届きます。
我が家にとっては「恒例の秋のお楽しみ」のひとつで、中身は【庄内柿】
四角くて平たい平柿の種類、もともとは渋柿で焼酎などで渋を抜いて甘くするのです。
最近は「脱渋済」と書かれたダンボールで届きますが、
かつては「開封日〇月〇日頃」と書かれた木箱で届いたんですよ~。
焼酎を振りかけてから密封してしばらく置くことで渋が抜けるので、
それまでは箱を開けられない!!
部屋の片隅にある木箱を眺め、開封日を心待ちにする日が続く。楽しくもあり恨めしくもあり…
そして待ちに待った開封日になると、釘抜きを使ってふたを開けます。
(しっかり釘が打ち付けてある)
甘い柿の香りと一緒に焼酎の香りもしてくる、この瞬間が子ども心にも堪らない瞬間でした。
柿にもいろんな種類があるけれど、私にとっての「柿」はこの「庄内柿」。
母も同様で、庄内柿が届く前にほかの柿を食べては二人で
「やっぱり庄内柿が一番おいしいねぇ」と言ってます。
この庄内柿は、実がしっかり硬いのもおいしいけれど、
どんどん熟してきて皮の上から触るとプニプニとしてきたら
ヘタのところをカポっとはずして、スプーンですくって食べるのも美味。
それくらい熟したのを冷凍庫に入れておくとシャーベットみたいで、こちらも…フフフ。
まだしばらくは、楽しめそうです。
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