2009年3月27日金曜日

It‘s snowing.


60日間のUK生活無事?終了。
さて、私は只今どこにいるのでしょう?ヒント、窓の外は雪景色。

なんとここは、北欧Norwayの首都Oslo。

Cambridgeで同じ日にコースを始めたクラスメイトのJuliana。
ブラジル人なのだけれど、夫Gustavoの仕事の関係でOslo在住。
私より4週間早くコースを終えてOsloへ戻るときの
「日本へ帰る前にぜひ遊びにきて」とのお言葉に甘え、
「こんなことでもないと北欧には行かなそう」と、やってきました。

まさかOsloに来るなんて思いもしなかったので、
ガイドブックも予備知識も何もない。
Londonからの飛行機の中で考える。Norwayと言えば??
サーモン、フィヨルド、バイキング!首都はOslo,通貨はKrone。
あとは…???

あぁ、絶望的なほどの乏しい知識。こんなので大丈夫か、私?
「Osloへ来て半年になるけれどノルウェー語は難しくて解らないのよね。
まぁ、それでもこの町の90%の人は英語が話せるから大丈夫よ。」とはJuliana談。
そんな話を聞いて「Julianaもいるし、なんとかなるかな」と、
空港まで迎えに来てくれた彼女のクルマの中で、早速いつもの能天気っぷり。

昨日は、Julianaに「お陽様が出て、あなたを歓迎してるわよ」なんて言われるくらい、
寒かったけど良いお天気。
一晩明けて「やっぱり寒いなぁ」とロールスクリーンを上げる。
「え?」一瞬、自分の目を疑うけれど、目の前に広がる真っ白な景色はホンモノ。

London滞在中、寒くて「本格的な春はまだね」などと思っていたのだけど…
今日のOsloは朝から雪が降ってます。ここは、まだまだ冬なのよね。
(雪は、5月になっても降るらしい)
Cambridgeでは16年ぶりの大雪なんてことになったし、今年の冬は雪三昧だなぁ。

2009年3月26日木曜日

Museum




Cambridgeでの英語コースが無事?終了。
8週間、それなりに努力したんじゃないかと思うので、
「自分にご褒美」ということで、Londonで遊んでおりました。

「Londonのホテルは高いから」とRebaccaが、
実家のご両親に私のステイ3泊をお願いしてくれて、Londonでもホームステイです。
〜UKでは、みなさんのご好意に甘えっぱなしです〜
ご両親の家は、超高級住宅街Hampstedと映画で有名なNotting Hillの間に位置する地域で、
こちらもなかなかの高級住宅街。Londonの中心まではUndergroundで20分くらいです。

2日間では、London全部を満喫するのにはちょっと時間不足なので、
メインは「Museum」と決めて、ガイドブックの地図を見る。
Londonの町にはたくさんの「博物館」「美術館」がある。
それ以外にもほかの施設に併設されているものなんかも多く
テーマは色々、どこへ行くかはお好み次第。
でも、時間を考えると「選択の余地なし」だよねぇ。
で、【British Museum大英博物館】【National Galleryナショナルギャラリー】
【Tate Britainテート・ブリテン】の3つに絞りました。

世界に名立たる収蔵品を持つ3つのMuseumで印象的だったのは、
小学生の遠足(社会科見学?)。
ひとつのグループの横で、ちょっと立ち聞きしてみる。
「これは何に使っていたものだと思う?」
「この楽器でどんな音楽を演奏してた?」などのキュレーターの質問に
作品の前に座っているグループからいろんな答えが出てくる。
「イメージをして、それを言葉にする。」Miaの「宿題」を思い出した。
あの宿題の授業は、こんな感じなんだね。

小学生の時から名画や歴史的モニュメントを目の前にできる幸せ、羨ましいなぁ。
と思うのは、たぶん私が今の年齢になったから。
何の興味もなくて退屈な時間を過ごしている子もいるはず。
私だって、小学校の社会科見学のことなんて、ほとんど覚えてないものね。

今の私は、テレビや本で見たものの実物を実際に見られる楽しみに興奮。
あの小学生たちみたいな免疫がないので、
British Museumでは、あまりの広さと人の多さにめまいがしてくるわ、
National Galleryでは、なんか見るべきものを忘れたような…
落ち着いて見られたのは、2日目最後のTate Britainだけだったりするのよね。

2009年3月22日日曜日

Punting



Spring has come! 春がやってきましたよー
【piece】や【green】と呼ばれる公園の芝生も緑が鮮やかになってきました。
それぞれの家でもお庭の手入れが始まったので、町中がウキウキしているみたい。
今はレンギョウと水仙が満開なので町のあちこちが黄色に染まっています。
Cambridgeに美しい季節がやってきます。

Cambridgeには、町の名前の由来になったRiver Camという川が
町の中心部を取り囲むように流れていて
川沿いに公園があるので、お天気のよい日のお散歩は最高。
緑の芝生とキラキラ光る川面はゆったりした気分を運んできてくれます。

そしてこれからのRiver Camは【Punting】の季節!
ということで、私も学校のプログラムで楽しんでまいりました!
3月のお天気の良い金曜の午後。
一緒にボートに乗るのは、Francesca(Italian),Luca(Italian),Olivier(Belgian),Adrean(Spanish)。
プロが漕いでくれて川遊びを楽しむ、ということもできるのだけど、
今回は自分たちが漕いで楽しみましょう、というプログラム。
私たちのボートには素敵なKnightが3人もいるので、
Francescaと私はのんびりさせていただくことに。
「1時間で戻ってこないと、1分ごとにオーバーチャージだから気をつけてね〜」
と言うSamの声を背に、いざ出発!

乗り場から順調に離れて「私たちのボート良い感じ」と思ったのだけど、
漕ぎ手のLucaがボートの前方になってしまって、180°の方向転換が必要に!
長い竿と短いサポート用の櫂でどうにかこうにか向きを換え、River Camの流れへ。
一つ目の橋を(一度衝突したけれど)くぐり抜け、
Bridge of Mathematicという幾何学の形が美しい木の橋の袂へ。
少し風が冷たくてボートの動きはきごちないけれど、
私たちのボートは、どうにかQueen’s college、King’s collegeへと進んで行きます。

傾きかけた陽射しに照らされた芝生と美しいcollegeの建物に見とれながら、
Trinity collegeへ差しかかった所でPuntingをLucaからAdreanに交代。
お役目終了のLucaが「すごく難しい!」と言っているとおり、
みんな馴れるまでが大変でまたもや立ち往生。
なんとか進みながら折り返しのSt.Johns college辺りで、
向かっていくボートと折り返してきたボートが渋滞中。
別のクラスメイトが乗っているボートに追いついたのは良いけれど、
どちらも上手に方向転換できずに他のボートや川岸にぶつかる始末。
2艘のボートに乗ってるみんなで涙が出るほど笑いながら、ようやく帰途に。
最後は、OlivierのPuntingで無事に1時間以内で到着しました。
Francescaと私は笑い過ぎでお腹が痛く、Knight3名はPuntのせいで腕が痛く、
楽しい楽しいCambridgeの川遊びは終了。

次に乗るなら、もう少し暖かい季節にプロのPuntingで優雅な川遊びがしたいなぁ…
そんなことを思いつつ、River Camを後にしたのでした。

2009年3月18日水曜日

I love cooking



本日のお夕食は手作りGnocchi(ニョッキ)。
ちょうど1週間前のお夕食がGnocchiだったのだけど、
Rebaccaはいつもレディメイドのものを使っているというので、
「手作りしても、そんなに難しくないよ〜」と言ったら、
本日の手作りGnocchiとなりました。
日曜日に作ったバジルペーストを使って、正真正銘ホームメイドです。

作り方の説明はもちろん英語なので、これもSpeakingのエクササイズ!
英語でどういうのか解らないときは、解っている単語でとりあえず説明をして
英単語や表現をRebeccaに教えてもらいながら無事に完成。
ちょっと「難有り」だったのだけど、3人で美味しくいただきました。

今回のようなときいつも思うのは、
「人間は興味のあることに関しては驚くほどの能力を発揮するものだなぁ」ということ。
授業で出てくる新しい単語を覚えるのにすごく苦労しているのに、
お料理関連のことは、「どこにそんな能力が?」と思うほど
あっという間に覚えている。ほんと単純。

私の「食」対する熱意と興味は自分で呆れるほど強いので、
授業でときどき「食」に関わることがテーマだったりすると、
その時だけは、クラスで一番優秀な生徒。
趣味と実益(Speakingエクササイズ)を兼ねて
こちらで購入した3冊のレシピ本を読む時も、他のどんな本を読むよりも理解しやすい。
「好きこそものの上手なれ」とは言ったものだ。

語学だけではなくて、ほとんどのことに当てはまると思うのだけど、
「好きなこと」と「切羽詰まった状況」で身につけたことは
素早く、しかもしっかりと脳と体に刻み込まれるものなんだよね。

「好き」と「切羽詰まって」?それってどんなとき?
確かこんな状況になったことあるよね。
あれ?これって、ということは・・・・
つまり語学習得の近道は、ネイティブスピーカーに恋をするってこと、なのかな?

2009年3月16日月曜日

休日ランチはEnglish styleで



昨日の土曜日は朝からお陽様ニコニコ、春の気配。
良い休日だなぁと思っていたら、友人のTamakiさんからランチのお誘い。
彼はIngland在住6年、私がCambridgeへ来るということで友人が紹介をしてくれた。
平日は、学校の近所でサンドウィッチをTake awayして慌しいランチなので、
休日ののんびりランチは嬉しいと、ご一緒させていただくことに。

2週間前には、彼の妻Traceyと3人で素敵なレストランでランチを楽しんだ。
Cambridgeから車で30分ほどのHuntingdonという町にある
The Old Bridgeというホテルのレストランで、ワインショップも併設。
蔦で覆われた建物は18世紀の銀行だったもの。
トラディショナルな雰囲気のイングリッシュバー、ソファーとテーブルが置かれたラウンジ、
ダイニングは日差しがたっぷり入るテラス。
こんな空間は久しぶりで嬉しくて嬉しくて、写真を撮るのをすっかり忘れてました。
≪ということで、こちらをご覧ください www.huntsbridge.com≫

イギリスのレストランのコースは【Starter】【Main】【Dessert】の3ステップ。
【Starter】パースニップのスープ カレー風味
【Main】 ローストビーフ ヨークシャープディング添え
【Dessert】バニラアイスクリームを添えたライスプディング
と、あまりにも正統派なイギリス料理をオーダーしたので「ヘビーかなぁ」と心配。
でも、デザートを終えたときには、ちょうど良いお腹の具合で一安心。

そして今回のTamakiさんselectionは、
Cambridgeと競馬発祥の地Newmarketの中間にあるThe Hole in the WallというPub。
元々、15世紀の農家兼Pubだったとか。≪www.the-holeinthewall.com≫
Pubというと慌しくて、ゆっくりしたお食事とはかけ離れたイメージだったのだけど、
ここは地元の人が来てのんびりとビールや食事を楽しんでいる雰囲気。
今回のお料理は、
【Starter】フリッタータ(イタリアンスタイルのオムレツ)バルサミコソース
【Main】 スモークサーモン スクランブルエッグ添え
【Dessert】アップル・フリット
最後はMilk teaというオーダー。
卵料理が二品を選んでしまってたのだけれど、どちらも美味しくいただきました。

生粋のEnglishであるTraceyいわく、
「ゆっくり起きて、家族や友人と遅めのランチを食べて、
午後はお茶を飲みながら、おしゃべりしたり新聞を読んだりして過ごす。」
「何もしないこと」が休日の過ごし方なのだとか。

東京にいると休日も「予定びっしりで分刻み」になってしまっていたりするけれど、
「何もしない時間を楽しむこと」も心がけようっと。

2009年3月12日木曜日

Tea Tea Tea ときどき Coffee


基本的に「その国の習慣で生活をする」ことをモットーにしているので
日本から食品を持ち込んだりすることはないのだけれど、
英語生活に追われ気味になっている私を気遣ってくれた友人が
緑茶のティーバッグを送ってくれた。
少しの時間、緑茶の香りで英語の緊張感から開放。感謝!


【イギリス】と言えば【アフタヌーンティー】、
【アフタヌーンティー】と言えば【紅茶】である。
ヨーロッパでは紅茶を【English Tea/ Te` Inglese】と言う。
イギリスと紅茶は切っても切れない関係なのだ。
もちろんCambridgeの街中には、スタバをはじめカフェ・チェーンが
たくさんあるので、コーヒーが飲めないというわけではない。
が、しかし、である。この国では圧倒的に【Tea】なのである。

カフェやレストランでの値段はコーヒーより安いし、
ほぼすべての飲食店のメニューにあって、どこでも飲める。
スーパーマーケットでも【Tea】がズラッと並んでいる棚は圧巻。
イタリアのスーパーマーケットで、パスタの並ぶ棚を見たときと同じような衝撃だった。

1日でどのくらい飲むのかとEnglish peopleに尋ねると、
ほとんどの人たちが「5〜6杯くらい」と答える。
それも小さなティーカップではなくて、大きなマグカップで飲んでいる。

ということで、私も今は【Tea】である。
それも、こちらの皆さんに倣ってたっぷり牛乳を入れた【Milk Tea】。
トータルのカロリーが気になるので、余程のことがない限りお砂糖抜きで、ね。
朝食で1杯、帰宅して夕食までに1〜2杯、夕食後に1杯…
少なくとも1日3杯は飲んでいる。改めて数えてびっくり!
Cambridgeへ来て45日、たぶん130杯以上飲んでる。
生まれてから今まで飲んだのと同じくらいかそれ以上かも。
(ちなみにイタリアにいるときは、エスプレッソを1日平均5杯。
今は週に4杯くらい、コーヒーが恋しくなったときに飲んでいる。
私の外国暮らしのポリシーは「郷に入っては郷に従え」)

日常の【Tea】は、
1.お湯を沸かす
2.マグカップにティーバッグを入れる
3.しっかり沸騰したお湯をカップに注ぐ
4.好みの濃さになったらティーバッグをカップから取り出し、ミルクを入れる
という手順で淹れられる。
「1日に何杯も」しかも「仕事や勉強の合間に」なので、簡単・手軽が最優先される。
茶葉を使った紅茶の場合は、
わざわざ「Proper tea(正規のお茶)を用意した」と言ったりする。

そんなこんなで、この間の私のバースデーにも【Tea】が登場。
「Cambridgeを離れても、たくさんTeaを飲んでね。」ということで
RebeccaとMia、Andrewから【Tea】&【マグカップ】というサプライズ・プレゼント。
紅茶は当然ティーバッグ。しかも、マグはMiaの手描きイラスト入り!!
特別な、そしてイギリス的なプレゼントで◯◯歳のバースデーを祝っていただきました。

≪温めたポットで茶葉を使った紅茶を用意、スコーンやサンドウィッチと共に
柔らかな日差しの入る部屋のソファーで、午後の時間をゆったり過ごす≫
というイメージの「優雅なアフタヌーンティー」を、ここイギリスでまだ体験していない。
イギリスを出るまでに一度は体験できるのかなぁ…

2009年3月5日木曜日

Homework


宿題……に追われている。ほぼ毎日、宿題が出ている。
1日の3レッスンすべてで宿題が出たりする。あぁ、夢見そう。

いわゆるドリル(懐かしい響き?)の宿題は、穴埋めや選択、置き換えなので
取りかかってしまえば、そんなに時間がかかるものではない。
〔とは言っても、取りかかるまで、がモンダイなのだけど〕
厄介なのは、「日記」とか「作文」の宿題。
単語や文章の時制(過去完了、現在進行形とか仮定法)はもちろんのこと、
「イマジネーション」や「文章構築」といった英語うんぬん以前の能力が必要となる。

今日の宿題もちょっと頭が痛い課題が出ている。
「二都市の年間降水量と気温のグラフをレポートせよ」
う・・・苦しい。まずグラフの読み取り、それから作文。
読み取るときも英語で考えろ!英語で理解しろ!と言われております。
確かに、その方が作文のときに楽なのだけどね。
週末をはさんでいるのが、せめてもの救いか。

我が家には、宿題に頭を痛めている人間がもう一名いる。
8歳のMia。日本で言えば小学校2年生か3年生なので、宿題があるのは普通だと思う。
でも内容見るとね、ずいぶん様子が違うのですよ。
Spelling(日本で言う書き取り)や算数の計算といったドリル系のものも普通に出てる。
けれど、「これが小学校低学年の宿題?」と思うものがある。

USAでオバマ大統領が誕生したときの宿題は、
「リーダーになる人間に必要なものは何だと思いますか。」というもの。
Miaは、文章の構成や単語のSpellingという部分はRebeccaに
サポートしてもらいながら自分の考えを書いていく。
昨日の算数の宿題もおもしろかった。掛け算の勉強。
ドリル式の計算問題もあるけれど、
「10、25、34、45、60の中で5の倍数ではないものはどれか」とか
「正方形の周囲の長さの計り方を答えよ」というものがある。
Miaは、自分が考えた計り方が正しいのかを、
正方形のコースターの一辺を計って、それを4回足した数字と付き合わせて確認してる。
「自分で考えて、その考えを表現する」「なぜそうなるのか、を考える」
正しい答えを出すことよりも、その部分が重要らしい。

日本の教育は、正しい答えを出すことの方が重要なので(私にはそう見える)
「考えて表現する」ことについての教育に重みを置いていないと思う。
ディスカッションやオピニオンが、日本人の苦手分野なのは世界共通の認識。
Miaたちが小学生で身につける能力を、
私は今、「しなければならないこと=Homework」として身につけているんだなぁ。

2009年3月1日日曜日

One day trip



Camnbridgeを出発して2時間半、15人乗りのミニバスは小高い丘を登る。
広がる芝生には暖かそうな毛に包まれた羊たち。
やがて左前方に、大きな石のモニュメントが見えてきた。

世界遺産《Stonehenge(ストーンヘンジ)》!!
何度もテレビで見て、一度は訪れたいと思っていた世界七不思議のひとつが目の前に。
はやる気持ちを抑えて道路の反対側に止めたバスを降りる。
モニュメントの見えない場所ではあるけれど、実物がすぐそこにあって聞いている
ガイドMatzの説明はやっぱりテレビを見ているのとは違う。
あー、エキサイトしてきた・・・

いよいよモニュメントのある丘へ。
草原の中に佇む巨石のモニュメントから受ける印象は抱いていたものとは少し違った。
もっと威圧感みたいなものを感じるのかと思っていたけれど、
静けさや包み込まれるような感覚・・
大勢の人の中にいるのに、モニュメントと一対一のような気持ち。
柵の向こう数十メートル離れた場所にあるのに、石の感触まで伝わってくるみたい。
このモニュメントが完全な形だったことを想像してみるとドキドキしてきた。
モニュメントをひと回り、たっぷり1時間。
たくさんのインスピレーションを感じた時間だった。

Stonehengeを後にして、私たち一行は【bath(風呂)】の由来になった町Bathへ。
古代ローマ時代から温泉が湧く大浴場があり、18世紀には王侯貴族の保養地として発展。
Bathについて私はこの程度の情報しか持ち合わせていなかったので、
実を言うと、「Stonehengeのおまけ」みたいな気分だった。
だから、Matzが「Englandで一番素晴らしい町」と言っていたのも
「ふぅん、そうなの?」と半信半疑で聞いていた。
〔注:あくまでもEnglandの中で、ということらしい。
彼いわく、ScotlandはEngland以上に素晴らしく絶対に訪れるべき場所だとか〕

ところが!である、数時間後には
「Matzの言っていることは本当かもしれない」と思うように。
古代ローマ浴場の上に18世紀の建物が建つthe Roman Bath、
壮麗なステンドグラスと芸術的とも言える天井組みの教会Bath abbey
小じんまりして可愛らしい旧市街地、Avon川にかかる美しい橋、
Georgian styleの華麗な建物の数々・・・
「今度はおまけじゃなくて、メインで来るぞ」と思いつつ、
帰途のミニバスに乗り込んだ私がおりました。

旅の楽しみに「イメージを覆す」とか「思わぬ発見」というものがあるけれど、
それをたっぷり経験した一日でした。