2009年3月5日木曜日

Homework


宿題……に追われている。ほぼ毎日、宿題が出ている。
1日の3レッスンすべてで宿題が出たりする。あぁ、夢見そう。

いわゆるドリル(懐かしい響き?)の宿題は、穴埋めや選択、置き換えなので
取りかかってしまえば、そんなに時間がかかるものではない。
〔とは言っても、取りかかるまで、がモンダイなのだけど〕
厄介なのは、「日記」とか「作文」の宿題。
単語や文章の時制(過去完了、現在進行形とか仮定法)はもちろんのこと、
「イマジネーション」や「文章構築」といった英語うんぬん以前の能力が必要となる。

今日の宿題もちょっと頭が痛い課題が出ている。
「二都市の年間降水量と気温のグラフをレポートせよ」
う・・・苦しい。まずグラフの読み取り、それから作文。
読み取るときも英語で考えろ!英語で理解しろ!と言われております。
確かに、その方が作文のときに楽なのだけどね。
週末をはさんでいるのが、せめてもの救いか。

我が家には、宿題に頭を痛めている人間がもう一名いる。
8歳のMia。日本で言えば小学校2年生か3年生なので、宿題があるのは普通だと思う。
でも内容見るとね、ずいぶん様子が違うのですよ。
Spelling(日本で言う書き取り)や算数の計算といったドリル系のものも普通に出てる。
けれど、「これが小学校低学年の宿題?」と思うものがある。

USAでオバマ大統領が誕生したときの宿題は、
「リーダーになる人間に必要なものは何だと思いますか。」というもの。
Miaは、文章の構成や単語のSpellingという部分はRebeccaに
サポートしてもらいながら自分の考えを書いていく。
昨日の算数の宿題もおもしろかった。掛け算の勉強。
ドリル式の計算問題もあるけれど、
「10、25、34、45、60の中で5の倍数ではないものはどれか」とか
「正方形の周囲の長さの計り方を答えよ」というものがある。
Miaは、自分が考えた計り方が正しいのかを、
正方形のコースターの一辺を計って、それを4回足した数字と付き合わせて確認してる。
「自分で考えて、その考えを表現する」「なぜそうなるのか、を考える」
正しい答えを出すことよりも、その部分が重要らしい。

日本の教育は、正しい答えを出すことの方が重要なので(私にはそう見える)
「考えて表現する」ことについての教育に重みを置いていないと思う。
ディスカッションやオピニオンが、日本人の苦手分野なのは世界共通の認識。
Miaたちが小学生で身につける能力を、
私は今、「しなければならないこと=Homework」として身につけているんだなぁ。

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