2009年2月28日土曜日

摂取カロリーに要注意




今日はRebeccaとMiaがお出かけなので、一人のお夕食。
昨夜、「明日のお夕食、レディメイドで良い?何が良いかなぁ」と訊かれて迷っていると、
「Traditional British foodにしようか」とのご提案。
「それが良い!Rebeccaのお薦めのもの、お願いしますぅ」ということで、
用意してくれたのが《Cumberland Pie》いかにも、というお料理です。
British foodの王道、ミートソース(mince)にマッシュポテト、チーズという組み合わせ。
【ちなみにイギリスでは、いわゆるパイ生地のオーブン料理のほかに
マッシュポテトをパイ生地のように使うものも《pie》と言い、たくさんの種類があるのね】

冷蔵庫から出してオーブンで30分、チーズの焼ける良い香りがしてきましたよ〜
体のことを考えて(たぶん気休めだけど)簡単なサラダを添えて「いただきまーす」
一人で手持ち無沙汰なので、パイの入っていたパッケージを細かく読んでみる。
と、面白い表記が・・・
一食分のカロリー、糖分、油分、不飽和脂肪、塩分の量が書いてある。
その下には「◯◯%」の表記。
〔一日に成人が摂取するべき量に対して、どのくらいの割合なのか〕の表示なのである。
他の食品(ヨーグルトやパン、果物など)も見てみると、ほとんど全てに同じような表示。
ビスケットは一枚、果物は一個について書かれている。
日本でも最近は表示されている食品が増えてるけれど、ここまで詳細には書いてないよね。
これも「メタボリック」に対する、啓蒙、警告か・・・

肥満に関しては、日本なんて足元にも及ばないくらい深刻で、
新橋辺りで見かける「メタボなお父さんたち」が小さく思える。
イギリスの食事はカロリーも油分も多いのは一目瞭然で、
ホームステイをしている友人たちの多くが、このBritish foodに苦労しているし。
【Rebeccaのおかげでヘビーな食事が続くことがないので、私はその苦労とは無縁】

本日のお夕食で少なくとも、555kcalを摂取した私。
ここには【28%】って書いてあるけど、体の大きさや諸々考えると50%くらいかな。
明日は、いつも以上に歩くようにしないと・・・
日本から持ってきている服が入らなくなるとヤバいものね。

2009年2月25日水曜日

Pancake day



朝からMiaがRebeccaに何か訴えて泣いている。
ベッドルームから出てきたRebeccaを追って、泣き顔のMiaもキッチンへ。
「何ごと?」と思っていたら、キッチンにいたAndrewに向かって
「今日はPancake dayなのに、キッチンが使えないからパンケーキがない!」って。
(昨日から我が家はキッチンのリフォームに入っているのだ)
What is `Pancake day` ? 
そういえば今日のランチタイムは【Pancake day】だってインフォメーションがあったなぁ。
単純に「パンケーキが食べられる!」と思ってたけど、今日は特別な日?
【Pancake day】に【??】をくっつけたまま、学校へ。

午前中の2レッスンを終えて、ランチのサンドイッチを買って
(パンケーキだけでは足りないからね)
学校のBasementはいつも以上に人で溢れてる。
FrancescaもMalfaも紙皿にのったパンケーキにNutellaを塗るのに集中。
小麦粉と卵、ミルクもしくは水で作った生地を薄く焼くので、
日本で一般的に言うパンケーキというよりクレープ(ガレット)ね。
50ペンスを握りしめ、長ーい列とコンロの間に埋もれているSamをつかまえて
「Pancake dayって何の行事?」と訊いてみた。

《以下Samの言葉に私の説明を付加してお伝えしますね》
1.Pancake dayは、キリスト教に関係する行事というかイベント。
2.Easter(復活祭)の46日前から始まるキリスト教の行事に
 Lent(四旬節)という期間があり、かつては(今も一部では)断食の期間で、
 現在は、Easterを迎える「静かな祈りの時」と考えられている。
3.今年のLentの期間は明日から。(ちなみに今年のEasterは4月12日)
4.VeneziaやRioで有名なカーニバルは、Lent前に思い切り楽しく過ごすお祭り。
5.イギリスにカーニバルはないけれど、Lentを迎える区切りとして
 【Pancake day】がある。
ということで、今日はイギリス中でパンケーキが食べられていたはず。

イギリスの文化を学ぶのも大切な英語のお勉強なので、学校でも【Pancake day】

夕方6時半、帰宅したMiaが
「今日のディナーはパンケーキ♪だってPancake dayだからね」と
嬉しそうに私に教えにきてくれたので、
宿題もそこそこにキッチンへ行って、Rebeccaの横でパンケーキ作りのお手伝い。
チーズやツナ、マッシュルームを入れたお食事系と
チョコレートクリームとフルーツのデザート系を食べて、大満足。
【Pancake day】を満喫した1日でした。

2009年2月22日日曜日

Half Way











お陽さまニコニコ、ぽかぽか陽気。春が近づいてきてますよ〜
朝から良いお天気。Cambridgeに来て4週間、こんな青空って初めて。

Rebeccaが「行くべき所のひとつね。」と言っていた。
「2月いっぱい平日は入園料無料だから、行った方がいいわよ」と
学校のアクティビティ担当Samもお勧め。
でも「3時30分の授業終了後だと慌しそうだなぁ、それに真冬だし」と思いつつ1ヶ月。
さぁ、今日こそ計画を実行する日だ!(ちょっと大袈裟)

ということで、いざ!Cambridge University Botanic Gardenへ。
約1000坪の敷地に8000種以上の植物があるとのこと。
研究のために1846年に設立、160年の歴史を持つ。
その名のとおりUnivarsity of Cambridgeに所属する植物園だけれど、
一般にも公開されていて、土曜日曜はたくさんの人が訪れている。
入園料は、大人£4/60歳以上・学生£3.5/16歳以下無料。
週末はBrookside側の入園ゲートから入ってね。
この町で私は学生扱いなので、学生証を提示して£3.5で入園。

目の前には、春を待つ花壇。白いゼラニウムの仲間が咲いている。
その可憐な白い花に吸い込まれるように、植物園の中へ。
ゲートからほんの100mくらいなのに空気が違う。
体から余分な力が抜けていくみたい、そんな感覚の中で一本の木が目に止まる。
足元のプレートを見ると【ニュートンのりんごの木】と書いてある。
万有引力を発見したニュートンはCambridgeのTrinity college卒業で、
そこにりんごの木の分身が植えられているのは聞いていたけれど、
ここにも分身がいたんだぁ・・
物理は苦手だったけど、こういうのを見るとちょっと感動。

ところどころに作られたFlower bedやGardenは、まだ冬の色。
それでも《ガーデニングの国イギリス》を十分に感じる。
春になったら、どんなに綺麗なんだろう。
日当たりの良い場所や木陰にはベンチが置かれて、
たくさんの人たちが久しぶりのお陽さまを楽しんでいる。
広い池の周りにはRock garden、小さい人たちが遊んでる。
おじいちゃまとおばあちゃまが腕を組んで歩いてる。
ヨーロッパにいると良く見かける光景、いつ見ても幸せな気分になるね。
家族連れやデートの人たちがだけではなく、私のように一人で来ている人も多い。
みんながそれぞれに自分の時間を楽しんでいて、優しい気持ちになってくる。

ほどなくするとクラシカルなGlass house(温室)が。
クラスメイトJullianaが「ブラジルと同じ香りがする」と話していたなぁ。
彼女は今ノルウェー在住、かなり懐かしかったらしく興奮気味に話をしてくれた。
植物もさることながら、私はその外観に感動。
木とガラスで作られた姿の美しさに見とれてしまった。

たくさん写真を撮りながら、のんびり歩いていると【Cafe】の文字。
お腹が空いていることに気づいて、時計を見ると午後1時。
正確な腹時計を持つ私、なんという良いタイミング!!
トレーラーハウスとウッドデッキ、気持ち良いオープンエア。
「カフェで働いているのずいぶん若いな、カレッジの学生?」など思いつつ、
お陽さまと少し冷たい空気の中で、パン付野菜スープを美味しくいただきました。

カフェを後にして歩いていくと、東屋のあるHerbal garden。
ローズマリーやタイム、セージなどのお馴染みハーブが植えられている。
それも少しずつではなくて、かなり大胆に。
「いつか、こんなガーデンを!」などと夢見る乙女気分。

ゆっくり歩いたりベンチで日光浴したり、自然から元気をもらって2時間半。
余分な力が抜けて体が軽くなったような気分で、植物園を後にしました。
さぁ、後半戦の始まりです。

2009年2月18日水曜日

cross with care


「交通」って、外国にいて戸惑うことのTOP3 に入るなぁ。
ガイドブックなんかにも必ず、電車の乗り方とかが書いてあるのは、
国によって事情がずいぶんと違うからなんだと思う。
その国で初めて電車やバスに乗る時って、すごーく不安で緊張する。
「どこで切符買うの?」「この電車で大丈夫?」などなど・・・
この間のLondonでも、Underground(地下鉄)に乗る時は、
切符を買う時点からドキドキしてしまった。

「乗り物に乗る」ことって、そこで生きている人たちの「日常生活」で、
ALIEN(観光客とか)が乗り物を利用するというのは、
「みんなの日常」の片隅をちょっと貸してもらってるみたいなもの。
日常には「規則(rule)」と「常識(common knowledge)」というのがあって、
理解しないでいると、一大事になったりすることもあるので要注意。
まぁ、「規則」はまだ何とかなる、突拍子もないことはほとんどないから。
でも「常識」っていうのがね、けっこう厄介。
何度も利用するうちに、なんとな〜く解ってくるものなので、回数をこなすしかない。

最近になって、ようやくバスに乗るときに緊張しないようになったの。
そうしたら今度は別のことが気になり始めてね・・
先日、毎朝通る横断歩道で信号待ちをしているときに
歩行者用信号の押しボタンに目がいって、「え?」と二度見してしまった。
いわゆる「青信号」のところに‘cross with care’と書いてある。
「青信号なのに、気をつけて渡れ??」
青信号は「安全に横断できますよ」じゃないの?

そういえば、学校初日のオリエンテーションのときに
「イギリスのクルマ事情は他の国と違います。
道路を横断する時は、自動車に十分注意をしてくださいね。」と言われたなぁ。
それって、横断歩道を青信号で渡るときもなの?

よくよく道路を観察していると、
歩行者信号が青信号のときは、自動車は止まっていてくれる。
でも、信号が点滅し始めて横断歩道に人がいなければ自動車は動き出す。
しかも信号が点滅するまでの時間はあっという間で、
普通に歩いて渡りきるかどうかのうちに
点滅が始まってしまうので、のんびり歩いていると、
停車している自動車がプレッシャーをかけてくるのが普通。

そんな状態なので、信号のない道路を横断しようとする時はもっと注意が必要。
自動車が優先なので、自動車が来ているのにうっかり渡ったりすると、
ドライバーに睨まれることもしばしば。

私たち語学学校の生徒は、それに慣れるまで何度も首をすくめる羽目に陥っている。
自動車に乗っていないときのBriton(イギリス人)は、
すごーくgentleで、‘sorry’とか‘thank you’を連発してるのにね、不思議。

2009年2月15日日曜日

言葉と文化の壁

今週末は大きな予定もなく、Cambridgeでのんびり。
昨日のランチは、別の語学学校にいる日本人のKoichiさんとランチ。
(先々週のBrightonへのワンデートリップの時に知り合ったの)
Koichiさんが時々ランチをしているというフレンチビストロで、
お勧めのアジア麺を!どーしてフレンチなのにアジア麺?と思いつつ、
お醤油味の焼きうどんみたいでyum

年齢が近い≪とは言っても、彼は私よりも若い≫ので、
かなり年下の人たちに混じって学んでいる世代ギャップとか
アジアの端っこの島国の人間ならではのハンディなどなど・・
クラスメイトとは話せないようなことを数時間、それも日本語で。

Cambridgeで生活している二人の共通した意見は、
イギリス人は意外にも日本人と感覚が近いかも、ということ。
例えば、あまりストレートな表現をしないとか、
礼儀みたいなものを尊重するところ。
これは、他のヨーロッパ人にはあまり感じられない部分で、
つまりは「イギリス人って良く解らない」という原因なのかも。

もう一つの話題は、日本人が英語を学ぶハンディについて。
日本語は(それから韓国語も)独特の文法形態なので、
英語を理解するときに、それを克服することが第一の障害となる。
しかも単語も全く違うでしょ。
ヨーロッパの言葉は文法がほぼ同じで、単語も似通っているので
なんとなくの推測がつくことが多い。(ときどき全然違うときもあるけどね。)
初めての単語に行き当たったときにイタリア語から判ったりすることが
多々あるので、言葉が近いんだなぁと実感する。
ただ、日本の英語教育はかなり文法重視なので、
そのハンディを越えることは、そんなに大変ではないみたい。

ただ、ひとつ大きなハンディは、日本人って口数が少ないこと。
元々が自分の意見を主張しない上に、言葉のモンダイもあって
レッスン中に話す機会を失っているらしい。
良く言えば「控えめ」、裏を返すと「消極的」ということか。
私たち日本人以外は、みんな「我先に」と話し始めるし、積極的に質問もする。
これは、私たち日本人以外はどこの国の人にも共通している。
あぁ、もっと積極的になってコミュニケーション能力をつけなければ・・・

が、しかし、「口数が少ない」という件に関しては、
Koichiさん曰く、私には当てはまらないみたいとのこと。
あ、笑って頷いてる人いるでしょ?!
でもね、私も自覚はしてます。

St.Valentine’s Day


本日2月14日は、バレンタインデー。
こちらイギリスでも恋する人たちにとって大切な日のようで、
町のウィンドディスプレイも数週間前から、ハートで溢れてます。

日本は「女性から男性に想いを伝える日」だけれど、
ヨーロッパでは「愛してるという気持ちを確かめる日」なので、
お互いにこの日のために色々と準備をしているみたい。

グリーティングカードのお店Clintonも
入ってすぐのコーナーがハートとバレンタインカードでいっぱい。
いろんなカードがあって、見ているだけで幸せな気分になってくる。
こんなにたくさんのバレンタインカードは日本では見られないなぁと
端から順番にじっくりみていると・・・
目に止まったのは黒のベルベットでできた「カード」というには
ちょっと大きい薄めの絵本?のようなもの。

開いて読んでいくと、可愛らしいイラストと一緒に書かれているのは、
「貴方に出会えたこと、一緒にいられることがどれだけ幸せか。
貴方は、世界中で唯一の特別な存在なのよ!!」というメッセージ。
それを見ていたらなんだか、胸がキューッ・・・
こんなにストレートに、相手を想う気持ちが伝えられたらな、
伝えてもらえたらな、と。
やっぱり言葉や態度できちんと伝えるのって大切じゃない?

え?私がそのカードを買って、誰かに送ったのか、って?
それはナイショ。

2009年2月13日金曜日

イタリア男はセクシーか

一昨日のディナーは、Rebeccaの友人が来訪。
メニューは、日本でも人気のカリスマ・シェフJamie Oliverのレシピの
‘Fish Pie’(魚入りマッシュポテトのオーブン焼き)美味しかった。

デザートの後、「宿題を始める前にゲームがしたい」とMiaからのリクエスト。
「それなら・・」ということで、Rebeccaが提案したのは、
Miaにっとても私にとっても、英語力アップになる‘Yes No’ゲーム。
ルールは簡単【質問に対して‘Yes’や‘No’と答えたら負け】という単純なもの。
でもこれがけっこう難しい。
‘Do you’や‘Have you’なんかで始まる質問には、‘Yes’か‘No’を言ってから
理由や状況を説明するのが基本なので、つい‘Yes’とか言ってしまう。
最初のうちは答える側は言わないように注意しているから、
‘Who’とか‘When’で始まる質問をしたりしている。
それが、会話として進んでいくうちに‘Do you’なんていう質問をすると、
ポロッと‘No’なんて答えてしまったりするのだ・・・

さぁ、いよいよ私が答える番が廻ってきた!!
‘Had you studied in Italy ?’
‘Yes’と言いそうになって‘I had studied.’
‘What had you studied ?’ ‘It was languege of Italian.’
‘Where had you studied ?’ ‘In Venice.’
3つクリア、よしよし。
‘Is your boyfriend  Italian ?’
‘No’ あ、ひっかかちゃった・・・

そこからゲームを離れて、「イタリア男ってセクシー」という話題に。
日本でもイタリア男性は「ちょいワルおやじ」とかで
セクシーな男性の代名詞みたいに言われているけれど、
イギリス女性にとっても「イタリア男性=セクシー」らしい。

もちろん人によって差はあるし、好みのモンダイもあるけれど、
「セクシーか」と聞かれれば、総体的見て‘Yes’と答えざるを得ないと思う。
それは、学校にいるイタリア人の男の子たちを見ていていれば良くわかる。
同じ年代のフランス人もドイツ人も、たぶんイギリス人も敵わない。
彼らは「どうしたら女性が喜ぶか」を良く心得ている。
服の着こなし、仕草、言葉などなど・・・
20歳になるかならないかで、それは十分に発揮されている。

その理由はイタリアにいると良くわかる。
男の子は、父親や年上の男性のことを見て、
そして母親に言われ(彼らにとって母親は絶対的な存在)
女性に対する接し方を小さい頃から学んでいる。
やがて気負いもなく、普通のこととしてそれができるようになる。
もちろんイタリア女性もそれを承知の上で、褒め言葉を受け取っているし、
彼女たちも「男性に見られる」ことをかなり意識している、と思う。

「褒めて褒められて、お互いにセクシーになっていく」のがイタリア人なのかも。
だから、自分の彼女が他の男性に褒められたり、逆に彼氏が他の女性を褒めてたり、
ということは十分に考えられるので、ジェラシーもすごいんだけどね。

女性のみなさん、イタリア男のセクシーさには要注意!
男性の方々、ちょっとイタリア男を見習ってみますか?

2009年2月11日水曜日

バス


I’m freezing.(凍る!)という表現がぴったりな1日です。
昨日雨が降ってからは、外に立っていると氷像になりそう。
あったかインナーにタートルのセーター、ダウンのロングコート、マフラーに手袋、おまけにブーツという完全装備なのに・・・

どんなに寒くても今は学校へ行くのが本分なので、
意を決して寒空のもと、出かけいてきます。
私は通学にStagecoachのCiti3というルートのバスを使っていて、
学校までは20分くらい・・・たぶん。
どうして「たぶん」なのかというと、いろんな事情で
毎朝、通学に要している時間が違っていて、平均の時間がわからない。

まず、バス停に着いてバスに乗れるまでの時間。
平日の朝のバスは、一応10分ごとに来ることになっている。
24分、34分、44分・・・という具合。
でも時間とおりに運行されていることは、ほぼない。
しかも時々(3日に一度くらい)来たバスを見送ることになる。
もっと先の住宅地から来るこのルートは、
ここに来るまでに「お客さん満載」になっていることがあって、
しかも、ここは住宅地、毎朝、10人くらいの人がバスを待っている。
だから当然「全員乗るのは無理よね」と思うときもある。
しかし、よく解らないのは立っている人がほとんどいないバスが
バス停を通り過ぎていくことがあること。今朝もそうだった。
凍えそうになりながらバスを待っていた私たちは
行ってしまったバスを見つめ、落胆と非難のため息・・
そして次のバスを待つ羽目に。
次に来たバスは、明らかにその前のバスより人が乗っている。
乗せるかどうかは、運転手さんの胸先三寸ということ?

でもね、バスに乗れたからといって、すぐに出発できる
というわけではないのよね。ここからがまた長い。
乗客はほとんどが`MEGARIDER`という定期券みたいなものを使っていて
これの期間が切れると、次にバスに乗るときに買うんですね〜。
手順1、1週間か4週間の期間を運転手さんに告げてお金を払う。
手順2、運転手さんは機械に期間を入力してレシートみたいな乗車券を発行、
手順3、その乗車券を貼り付ける台紙をくれる
(たまに貼り付けるのまでしてくれる、これも運転手さん次第)
特に月曜の朝は、この手順が各バス停で数人ずつ繰り返されるので
バス停での停車時間は必然と長くなる。
雨や雪の日は、いつも自転車通勤・通学の人たちもバスを使うので、
その乗客は1回分の料金を払って、乗車券を発行してもらって・・
ということになるので、月曜日に重なるとますます。

そして次の関門は、町の中心になるとやって来る。
バスにはドアが一つしかなく、そのバス停で降りたい乗客が全員降りてから
バスを待っていた乗客が乗ってくる。(そして乗車手順の繰返し)
学校が近くにあって、他の路線と乗継のバス停だと停車時間に5分くらいかかる。

曜日や天候、運転手さんによって、そして町の中心の込み具合も相まって
私の通学時間は20分から40分と目安がたたない。
イタリアでこの手のことには慣れているつもりだったし、
公共交通のルーズさ(日本人だからそう思う)は
イタリアだけなのかと思っていたけどね。

ま、それでも遅刻しないで行っているので、良しとしますか。

2009年2月9日月曜日

I was in London


昨日は、クラスメイトのYoo Kimと二人でLondon観光。
Cambridgeから電車で1時間(電車によっては1時間半)なので
日帰りできない所ではないのだけれど、
想像以上に大きい町で、とても1日では廻りきれない!!
来週にはベルギーへ帰ってしまうYoo Kimのリクエスト中心で
大雑把な観光&ショッピングとなりました。

それでも、さすがLondon
あちこちが映画やテレビなんかの舞台になっているので、
どこへ行っても「ここ知ってる〜」と、ちょっと感動。
電車で降り立った駅は、ハリー・ポッターで有名なKing’s Cross station,
それから、「マイ・フェア・レディ」のCovent garden,
Piccadilly Circus, Bond street,
「ノッティングヒルの恋人」のNotting hill,
Harrods, Buckingham palace
かなりミーハーなチョイスでしたが・・・

重厚な石造りの歴史のありそうな建物に最先端のショップがあって
ショーウィンドウにはエッジの効いたディスプレイ、とか
Underground(地下鉄)やCovent garden, Harrodsなんかの
ショッピングセンターやデパートで生のオペラ曲が演奏されていたりすると
東京とは違うなぁと、しみじみ・・・

世界的な経済危機をまともに受けて、最近は勢いが落ちているとはいえ
「強いポンド」が長く続いていただけあって
新たに開発されている地域も随分と多いみたいで、
Londonの町はまだまだ広がってる。

人と物で「お腹いっぱい」な感じのLondonから
Cambridgeに帰ってきたら、なんとなくホッとしたのは
Yoo Kimも私も同じだったみたい。
おかげで昨夜はぐっすり眠りました。

絶対はずせない大英博物館やBig Ben, London bridgeを見ていないので
あと何日かは行かないとね〜。

2009年2月7日土曜日

3 livinng room

Cambridgeは今日も朝から雪。ずっと雪、の1週間だったなぁ。
こんなに雪が降るのは珍しいらしく、
2軒向こうの家のお庭では、大人たちが雪合戦を楽しんでます。

2週間目の授業が無事?終了、短いような長いような・・・
あと6週間でどのくらい上達するのか、楽しみと不安が半々で
金曜の夜を迎えています。

イタリアの語学学校とは比べものにならないくらい
いろんな国の人が学校や町にいるので
「英語は世界の共通語」ということを、こちらへ来て改めて実感してます。
今の午前中のクラスの半分は、アラブ系各国の人たち。
〜アラブ系とひとくくりにすると彼らには失礼だね。
 詳しくは、中東のクェートとサウジアラビア、
 北アフリカのリビアが それぞれの出身地〜
日本にいると、かなり意識的に積極的にならないと
知り合いになって話をすることはない人たちだと思うので、
同じ場所で同じように英語を勉強するなんてすごく貴重な経験。
彼らの話は、日本人の感覚や常識ではちょっと考えられないことも・・・
自分の世界がいかに狭いのか、と思い知らされてます。

今週のボキャブラリーのクラスは、「家」がテーマ。
自分の国で住んでいる家について、それぞれが話をしました。
彼らの家の話をきいて、これまたびっくり。
「ベッドルームが15部屋」とか「家にはテニスコートとプールがある」とか。
「それって家?」って再度確認したくなるよね。
規模の大きさもさることながら、もっと興味深かったのは
「リビングルームが3つ」とか
「リビングルームが2つとお客様用のリビングは庭にある」という話。
イスラム教の国(いわゆるムスリム)では、
男性と女性が同じ場所で寛いだり食事をしたりすることはないので、
男女それぞれに部屋があるとのこと。
その他に「来客用(男性用)」の部屋があるので、複数になるらしい。

その他にも食べ物や生活習慣など興味深いことがたくさん。
今日、ランチのピッツァ・パーティーの時も
「これとあれはベーコンやハム(豚肉加工品)を使っているから食べられない」
と言って、マルゲリータ(トマトソース、モッァレッラチーズ、バジリコ)だけを
食べている人も。

入学オリエンテーションの最後に
「様々な国の人たちが一緒に学ぶので、それぞれを尊重して
忍耐を持って過ごしてくださいね」と言われたのだけれど、
それは英語を学ぶことと同じくらい、もしかするとそれ以上に
大切で意味のあることなんだろうな、と思ってます。

2009年2月5日木曜日

Yummy or not ?



イギリス料理は、世界的にあまり評判がよろしくないようで・・・
生活における「食」の比重が大変重い私にとって、今回最も懸念されたこと。
でもRebeccaはお料理好きで、いろんな料理を作ってくれるので一安心。

彼女は、私が「食べること」と「料理」に
並々ならぬ情熱(執着か?)を持っていることを知り、
ステイ中に伝統的なイギリス料理の数々を食べさせようと思っている様子。

先週は、This is tipical English supper.と言って
Sausages&Mushed potatoesを用意してくれました。
Home madeのマッシュポテトはおいしくて、
「English meal is O.K.! Come on , next」という気分。

そして昨日、イギリス料理の代名詞の登場。
仕事から帰ってきたRebeccaが「Fish&Chips買いに行くわよ!!」
彼女がCambridgeで一番おいしいと言うテイクアウト(take away)のお店へ。
お店には、ひっきりなしにお客さんが来て買っていくわ、買っていくわ。
「夕食にFish&Chipsって普通なのね・・」。
黒板にはFishの種類と大きさ、値段が書かれている。
「お魚の種類が選べるんだ・・・」と思いつつ
保温ケースの中に並んでいるFishの大きさを見て、びっくり。
サイズの大きな人の草履みたいな大きさのフィッシュフライが並んでいる。
Miaに言われるままFishを選び、大きな紙袋を持って帰宅。

テーブルの上に紙袋を広げて、English supperの始まり。
最初のうちは「美味しいなぁ、これなら大丈夫」と思って食べていたのだけれど、
何しろボリュームがすごい・・・
私はどちらかというと食べる量が多い方だけど、さすがにね。
食べ終わった時には、前に屈めないような状態になってた。

感想?
残り50日の間に、あと1回くらいは食べてもいいかな。

2009年2月3日火曜日

雪と暖炉


昨日から降り続いている雪で、Cambridgeの町は真っ白。
で、今日は町中の学校がお休み。
朝からFMで、休校のお知らせが15分ごとに流れて
ホストファミリーの一人娘Mia8歳と私は、
それぞれが通う学校が読み上げられるのを聞いて二人揃ってガッツポーズ。
でも、MiaのママRebeccaは、可哀想なことに出勤。
9時前に、Rebeccaはオフィス、Miaはナニーの所へ出かけて行きました。

二人を見送ってからは、
部屋の窓から、降り続く雪をボーッと眺めたり
ミルクティーを飲みながら勉強をしたり、
Skypeで友人とお喋りしたり・・・
エキストラのお休みを堪能、ちょっと得した気分の一日となりました。

今日の夕食は、私が作る「日本食の日」と
約束をしていたので、5時すぎからはキッチンへ。
Beef&onion, taste of sweet soy source with white rice(つまり牛丼)
Rolled egg(卵焼き、ね)
Potato&onion Miso soup(ジャガイモと玉ねぎのお味噌汁)
の三品をご用意。
Miaがおかわりして食べてくれたので、まぁまぁ好評だったのかな?
(小さい人はお世辞なんてなくて正直でしょ?!)

夕食後にRebaccaが火を入れてくれた居間の暖炉の前で
しばし、ボードゲームを楽しんだりして・・・
「私、外国にいるのね」などと実感してしまった夕べでした。

明日は、学校いかれるのかな〜??

2009年2月2日月曜日

I am in Cambridge



雪が積もってます。まさか積もるなんてねぇ・・・
Cambridgeに来て、1週間が経ちました。
この間、インターネットが繋がったと思ったら、
次はキーボードで日本語が打てないという状況に遭遇、
ようやくの更新です。

Cambridgeの町について少しご紹介。
Londonの北東、EnglandのCambrgidgesherという地方にあって、
町の西側に南北に流れるCam川が町の名前の由来。
起伏がほとんどない町なので、自転車に乗っている人が多い。
語学学校のオリエンテーションで配布された書類の中に、
レンタサイクルショップの広告が入っていたのには、ちょっとびっくり。

日本では、「ケンブリッジといえば大学」とイメージされるけれど、
この町には、日本で言う「大学」があるのではないのです。
college(日本の大学の学部みたいなもの、でもそれぞれが独立した教育機関)の
連合体がCambridge Universityを形成しているので、
ケンブリッジ大学に在籍、というのではないのですね。

さすがに世界中から学生が集まるCambridge。
ありふれた言い方をすれば、国際色豊かな町で、
日本人の私にとっては、それだけでも刺激的。
ここ数年、世界のあちこちの教育機関で話題になっている
「ブルカ」を被った女性(年齢に関係なく)もたくさん見かける。
そんな町なので、ヨーロッパにいるのに
「私って、遠い遠い島国から来た異邦人」という感覚にはならない。

ここで8週間(残り7週間ね)の学生生活、
なんだか良いのではないかしら??