2009年3月1日日曜日

One day trip



Camnbridgeを出発して2時間半、15人乗りのミニバスは小高い丘を登る。
広がる芝生には暖かそうな毛に包まれた羊たち。
やがて左前方に、大きな石のモニュメントが見えてきた。

世界遺産《Stonehenge(ストーンヘンジ)》!!
何度もテレビで見て、一度は訪れたいと思っていた世界七不思議のひとつが目の前に。
はやる気持ちを抑えて道路の反対側に止めたバスを降りる。
モニュメントの見えない場所ではあるけれど、実物がすぐそこにあって聞いている
ガイドMatzの説明はやっぱりテレビを見ているのとは違う。
あー、エキサイトしてきた・・・

いよいよモニュメントのある丘へ。
草原の中に佇む巨石のモニュメントから受ける印象は抱いていたものとは少し違った。
もっと威圧感みたいなものを感じるのかと思っていたけれど、
静けさや包み込まれるような感覚・・
大勢の人の中にいるのに、モニュメントと一対一のような気持ち。
柵の向こう数十メートル離れた場所にあるのに、石の感触まで伝わってくるみたい。
このモニュメントが完全な形だったことを想像してみるとドキドキしてきた。
モニュメントをひと回り、たっぷり1時間。
たくさんのインスピレーションを感じた時間だった。

Stonehengeを後にして、私たち一行は【bath(風呂)】の由来になった町Bathへ。
古代ローマ時代から温泉が湧く大浴場があり、18世紀には王侯貴族の保養地として発展。
Bathについて私はこの程度の情報しか持ち合わせていなかったので、
実を言うと、「Stonehengeのおまけ」みたいな気分だった。
だから、Matzが「Englandで一番素晴らしい町」と言っていたのも
「ふぅん、そうなの?」と半信半疑で聞いていた。
〔注:あくまでもEnglandの中で、ということらしい。
彼いわく、ScotlandはEngland以上に素晴らしく絶対に訪れるべき場所だとか〕

ところが!である、数時間後には
「Matzの言っていることは本当かもしれない」と思うように。
古代ローマ浴場の上に18世紀の建物が建つthe Roman Bath、
壮麗なステンドグラスと芸術的とも言える天井組みの教会Bath abbey
小じんまりして可愛らしい旧市街地、Avon川にかかる美しい橋、
Georgian styleの華麗な建物の数々・・・
「今度はおまけじゃなくて、メインで来るぞ」と思いつつ、
帰途のミニバスに乗り込んだ私がおりました。

旅の楽しみに「イメージを覆す」とか「思わぬ発見」というものがあるけれど、
それをたっぷり経験した一日でした。

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