2009年12月1日火曜日

名は体を





愛真紅(あいしんく)、あやめ雪、紅化粧、スティックセニョール、アンデスレッド…
なんだかちょっと艶っぽい…さ~て、これは何の名まえでしょう?

これは、タケイファームで作られている野菜たちの名まえ!!
ついつい、野菜って「カブ」とか「大根」「じゃがいも」とかって一括りに言ってしまうけれど、
品種名を聞いて、改めて見たり味わったりすると「なるほど~」なことが多いんです。

で、10月に続き「第2弾タケイファーム・ツアー」へ行ってまいりました。
今回は、冬の代表的な野菜「カブ」「大根」など根菜が主役でした。


“愛真紅(あいしんく)”と“あやめ雪”はカブの品種名です。
愛真紅は、根(厳密に言うと根ではない?)だけではなく茎も葉脈も綺麗な紅色。
しかも美味しいから、すごい!
あやめ雪は、地上に出ている部分がその名の通り「あやめ色」になるカブです。

“紅化粧”は赤大根の品種名。
皮が真っ赤で中が白いので、輪切りにしたときのコントラストが美しい。
“ビタミン大根”という大根は、いわゆる青首大根の緑色の部分がとても多いような外見。
青首と決定的に違うのは、皮が緑の部分は中も鮮やかな緑なのです。
その部分を味わうと、大根とは思えないような甘さが口に広がった後に、
しっかり大根の味も残るんです。
そして、一番びっくりの大根は“紅芯大根(こうしんだいこん)”です。
形は小さい聖護院大根という感じで、皮は緑から白へのグラデーション。
なのに、中は紅色…不思議ふしぎな大根です。よーく見ると、中の赤さが皮に出てます。

“スティックセニョール”は、花序の部分が球形に集まらないスマートなブロッコリー。
“アンデスレッド”は、濃い赤のじゃがいもです。

どの名まえも「言い得て妙」ですよね~。
人と人が名まえを知ると近しくなるのと同じで、
野菜も名まえを知ると身近になって、「カブ」とか「大根」って一括りで言えないような気がします。
今日出会った野菜たちをお店で見かけたら、「こんにちは」って言っちゃいそう…

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