「やってしまった…」
声を掛けられ、ハッと我に返ったときには
私たちの乗っていた登山鉄道の電車は、“彫刻の森駅”に着いてました。
1回目のスイッチバック地点までの記憶はある、でもその先は…
ロマンスカーに続き、車窓の景色を楽しみ損ねました。
ワインのほろ酔いとランチの満腹が、心地よい電車の揺れと相まって
私の体は爆睡の世界への誘惑に勝てなかったようです。トホホ…
駅を出て、ちょっと道に迷ったりしながらもお宿に到着。
思っていた以上の豪華さで、三人のテンション上がります!
非日常の空間に身をおくと、旅に来ている気分が盛り上がりますよね。
お部屋に入って腰を落ち着けてしまいそうだったのだけど、
東京を出発してから「喋って、飲んで、食べて」だったので、
そろそろ旅行らしく「観光」をということで、“箱根彫刻の森美術館へ行くことに。
(実は「この満腹のままでは、お夕食が食べられない」とうのが真相。
つまり、観光も「食べること」のためなのか?!)
三人ともかなり久しぶりなので、入口の所から
「え、こんなんだった?」「前に来たとき、これはなかったなぁ」の浦島太郎状態です。
降ったりやんだりの空模様の中、傘をさして野外にある彫刻を見ながら歩いて行きます。
すると現れた大きな木組みの建物、中へ入るとカラフルなネットが下がってます。
残念ながら、きれいなハンモックの中に入れるのは小学生まで。
遥か以前に小学生ではなくなっている私たちは、下から見上げるだけ。
それだけでも、華やかな気分になれる空間でしたよ。
「腹ごなしにならないから」と“ネットの森”を後に、ピカソ館まで歩きます。
「やっぱり天才なんだね」と改めて実感する反面、
「牧神」の顔を見ていると「お茶目なおじいちゃん」だったような気もするなぁ。
作品を堪能して外に出ると、上空は真っ白にガスってます。
それが何とも幻想的で…山にいるんだと実感したりして。
最後に目指したのは、三人には絶対にはずせない作品“幸せを呼ぶシンフォニー彫刻”。
ステンドグラスの塔は、螺旋階段で天辺まで上がれます。
私以外の二人は諸事情により上れないので、
私が三人分の幸せを背負って階段を上りました~。
天辺からの眺めは「視界良好」とは行きませんでしたが、
三人のところに幸せがやってくる日も遠くはない!はず。
閉館まで2時間くらい美術館を楽しみましたが、まだお腹が重いみたい。
ということで、お宿に戻り、「温泉といえばお約束」の「卓球」を30分ほど。
そうこうするうちに、だいぶお腹もこなれてきました。
さぁ、これからが旅行のメイン・イベント!「大浴場」です。
広~い室内風呂と半露天、露天の5つの湯船をゆっくり楽しみました。
「極楽ごくらく」って何度も言っちゃいましたよ。
お風呂を上がる頃には「お腹すいてきたみたい」と言っている自分にびっくり。
盛りだくさんの一日目は、食べきれないほどのお夕食(とか言ってるけど、完食しました)
そして、箱根のお酒を傍らにしたお喋りで幕を閉じました。
つづきの2日目は「その3」で。
0 件のコメント:
コメントを投稿