2009年9月17日木曜日

箱根旅行なのだ その2



「やってしまった…」
声を掛けられ、ハッと我に返ったときには
私たちの乗っていた登山鉄道の電車は、“彫刻の森駅”に着いてました。
1回目のスイッチバック地点までの記憶はある、でもその先は…

ロマンスカーに続き、車窓の景色を楽しみ損ねました。
ワインのほろ酔いとランチの満腹が、心地よい電車の揺れと相まって
私の体は爆睡の世界への誘惑に勝てなかったようです。トホホ…

駅を出て、ちょっと道に迷ったりしながらもお宿に到着。
思っていた以上の豪華さで、三人のテンション上がります!
非日常の空間に身をおくと、旅に来ている気分が盛り上がりますよね。

お部屋に入って腰を落ち着けてしまいそうだったのだけど、
東京を出発してから「喋って、飲んで、食べて」だったので、
そろそろ旅行らしく「観光」をということで、“箱根彫刻の森美術館へ行くことに。
(実は「この満腹のままでは、お夕食が食べられない」とうのが真相。
 つまり、観光も「食べること」のためなのか?!)

三人ともかなり久しぶりなので、入口の所から
「え、こんなんだった?」「前に来たとき、これはなかったなぁ」の浦島太郎状態です。
降ったりやんだりの空模様の中、傘をさして野外にある彫刻を見ながら歩いて行きます。
すると現れた大きな木組みの建物、中へ入るとカラフルなネットが下がってます。
残念ながら、きれいなハンモックの中に入れるのは小学生まで。
遥か以前に小学生ではなくなっている私たちは、下から見上げるだけ。
それだけでも、華やかな気分になれる空間でしたよ。

「腹ごなしにならないから」と“ネットの森”を後に、ピカソ館まで歩きます。
「やっぱり天才なんだね」と改めて実感する反面、
「牧神」の顔を見ていると「お茶目なおじいちゃん」だったような気もするなぁ。
作品を堪能して外に出ると、上空は真っ白にガスってます。
それが何とも幻想的で…山にいるんだと実感したりして。

最後に目指したのは、三人には絶対にはずせない作品“幸せを呼ぶシンフォニー彫刻”。
ステンドグラスの塔は、螺旋階段で天辺まで上がれます。
私以外の二人は諸事情により上れないので、
私が三人分の幸せを背負って階段を上りました~。
天辺からの眺めは「視界良好」とは行きませんでしたが、
三人のところに幸せがやってくる日も遠くはない!はず。

閉館まで2時間くらい美術館を楽しみましたが、まだお腹が重いみたい。
ということで、お宿に戻り、「温泉といえばお約束」の「卓球」を30分ほど。
そうこうするうちに、だいぶお腹もこなれてきました。

さぁ、これからが旅行のメイン・イベント!「大浴場」です。
広~い室内風呂と半露天、露天の5つの湯船をゆっくり楽しみました。
「極楽ごくらく」って何度も言っちゃいましたよ。
お風呂を上がる頃には「お腹すいてきたみたい」と言っている自分にびっくり。

盛りだくさんの一日目は、食べきれないほどのお夕食(とか言ってるけど、完食しました)
そして、箱根のお酒を傍らにしたお喋りで幕を閉じました。

つづきの2日目は「その3」で。

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