2009年5月15日金曜日

Radicchio treviso







帰国して1ヶ月以上、



2週間ぶりのブログの更新…なんか日々の生活に追われてる。
とか言いつつも食べることは、大事にしてます。
一昨日も、私にとっては「スペシャルなお夕食」だったのだ。

ゴールデンウィークの間の平日、外出先から帰宅した私に
「イタリアから荷物届いてるわよ」と母。
荷物?イタリアからは送ってないけど…何だっけ??
送り主を見るとTrevisoの友人Tizianoの名前。
そーいえば、10日くらい前に荷物送ったって言ってたなぁ。
「君の好きなものだから、喜ぶと思うよ」とか言ってたけど、
Trevisoから小包で送れる「私の好きなもの」って何?
そんなことを考えながら、黄色の箱を開けてみる。
(イタリアの郵便小包の箱はイタリアン・レモンの色!さすがのセンスである)

出てきたのは見覚えのあるラベルが貼られた「瓶詰め2本」。
それは、Treviso特産その名もRadicchio trevisoのオイル漬けとペースト!!
え、送ってくれたの~?ちょっと興奮してきた。
今回の旅は「真冬の3ヶ月」で荷物が大きくて重かったので、
いつもなら買って持ってくる「Trevisoの瓶詰め類」を泣く泣く諦めて帰国。
それが心残りだったことを知っているTizianoが、わざわざ送ってくれたのだ。
(伊達に長い付き合いをしているわけではないのね。Grazie)

Rdicchio-日本では「トレビス」という名前で売られている紫色の葉野菜である。
イタリアにはRadicchio veronaとかRadicchio romanoなど数種類があるのだけれど、
「トレビス」という名前からも解るように、Radicchio trevisoは「Radicchioの王様」なのである。
=私が言うと、ものすごいTreviso贔屓に聞こえるかもしれないけど、これは事実!=

Radicchio trevisoは、日本で食べられるトレビスとは全く違うのである。
野菜として出回るのは、11月~2月くらいまで。
他のRadicchioに比べ、苦味が繊細。
Trevisoの人たち曰く、「この味はTrevisoの水でないと育たない」らしい。
しかも、葉の水分がとても多く日持ちがしないので、
冬の限られた時期にだけ、Trevisoとその近辺でしか食べられないのだ。
「冬にTrevisにいるなら、必ず食べなきゃならない」ので、
1月のTreviso滞在では、3泊しかしなかったにもかかわらず、
私は、5食もRadicchio trevisoのメニューだった。
そして、その「貴重なRadicchioをシーズン以外でも食べられるように」と
Trevisoのグローサリーショップ数件ではホームメイドの瓶詰めを置いている。
(量産品の瓶詰めにはない。と思う、私は見たことがない)
で、Tizianoは、私のお気に入りのグローサリーショップのものを送ってくれた。
そして一昨日の我が家のお夕食は、その貴重な瓶詰めRadicchioと豚肉を使ったパスタ。
ちょっと苦味のある懐かしい愛しい味、心はTrevisoへ飛んで行ってたなぁ。









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