2009年9月7日月曜日

夏の終わりに


朝晩はすっかり秋の空気ですね~。窓を開けっ放しで寝ると朝方に涼しすぎて眼が覚めます。
夏も終わりかぁ…
皆さん、今年の夏はいかがでしたか?
私は嬉しい楽しい夏だったなぁ。

特にこの2週間は、友人や人生の先輩方と一緒に過ごす時間に恵まれました。
それぞれの時間はそんなに長くはないのだけれど、
気持ちが軽くなったり、新しいことに向かう元気をもらったり、
秋に向かって背中を押してくれる、そんな素敵な時間を過ごしました。

それから、8月の終わりには、ちょっと大きなお買い物をひとつ。
「大きな」というのは、“金額が”ではなくて“物理的に”大きなお買い物です。
まぁ現在の私の経済状況からすると、金額が小さいとも言い難いのですが。

8月10日頃、お気に入りのバッグのお店からストックセールのお知らせが届きました。
「なんて良いタイミング!」
ついこの間、10年ほど使っていたスーツケースを粗大ごみで処分したので、
新しいのを買わなくちゃ、と思っていたところ。

古いスーツケースは、一昨年のイタリア旅行でキャスターの接合部分が割れていたのですが、
キャスターはきちんと動くし、その他の部分は何ともなかったので
2ヵ月半のヨーロッパ旅にも私の道連れとしていました。

実のところ、東京を発つ時点で施錠の具合が悪く何度かやり直してようやく閉めたんです。
その後も行く先々で、「開かない」「閉まらない」と何度も冷や汗。
それでも、騙しだまし各地を連れまわして帰国しました。
が、我が家に到着して“荷解き”となった時、どうにもこうにもロックが動かない状況に。
「帰国してからで良かった」「壊さないとダメかな」などと思いながら
30分ほど格闘の末に、ようやく壊さずに開けることができたのですが、
よくよく見れば、あらまぁ歪んでいる!限界か…

Venezia留学に始まり、あちらこちらを私と一緒に旅をして活躍してくれたこのスーツケースには、
楽しいこと悔しいこと嬉しいこと、たくさんの思い出が詰まっていて、
寂しい気持ちはあるけれど、「最後に壊さずに済んだのがせめても」と思い処分する決心をしました。

その後4ヶ月近くそのままにしていたのですが、
さすがに長期間、狭い我が家の空間を占領していることに母からの苦情。
ようやく粗大ごみ引き取りの申し込みをして、お盆休みに「さよなら」をしました。
(写真撮っておくべきだった、と後悔してます)

そんなタイミングのストックセール。
前のものより一回り大きくて、機能&旅に出るワクワク感を満たしてくれるものに出会いました。
―家で見てみるとあまりの大きさに、正直ちょっと退きましたけど―

いざ新しいスーツケースを手にすると…考えるのは、次の旅のことです。
「しばらくは落ち着こう」と思っていたのは、たった4ヶ月前。
それなのに「次の旅」という言葉にこんなに心が躍るなんて、
“落ち着く”なんて、私には到底無理なことなんですかね?

結局、夏の終わりに思うのは、
【白馬に乗った王子様が運んできてくれる幸せを待つ】よりも
【赤いスーツケースを自分で持って幸せを探しに行く】方が
私らしい、ということかぁ。

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