2010年2月28日日曜日

つかの間のマルシェ




アラームの音で目を覚まして、窓の外に耳をすませる。
雨の音…昨日から降り続いている雨は、ちょっと土砂降り気味?
「せっかくのマルシェなのに!!」

今日はわがパンの師匠Atsukoさんとお野菜の師匠Takeiさんが出展する
料理研究家・上野万梨子先生のギャラリー・リブレの「マルシェ」の日。
当然、お手伝いに伺いますよ~

でも、この雨…お客様来てくださるの?ちょっと心配です。
冷たい雨の中、ギャラリー・リブレに到着しました。
スタッフ全員、ご挨拶の後はお天気の心配。
とにかくオープンは11時。心配していても仕方がない!ということで準備開始です。

私の本日の役割は【オーブン担当】
Atsukoさんが準備してきたパンを「いつも通りの美味しさに再生」させる大役です。
事前のAtsukoさん&Yasukoちゃんのリハーサルの結果、今回はスチーム・オーブンを使用。
私は初使用なので、ちょっと緊張です。

外の寒さと雨を吹き飛ばすかのように、みんなで準備。
それなのに…雨足強くなってない??

けれども!!!雨も寒さも取り越し苦労。
11時前からお客様で賑わい、日が射してきた1時頃にはどの商品も完売でした。
Atsukoさんと「バジルポテトピザのオーブン、様子見ながらゆっくりでよいね」などと話してたのですが、
結局、オーブンにつきっきりとなり他のお手伝いまで手は回らないという嬉しい状態で
「つかの間のマルシェ」閉店となりました。

心配したり緊張したり、慌てたり…今日も楽しい時間を過ごしました。
心残りは、武井さんの小松菜を使った万梨子先生レシピのスムージーが飲めなかったこと。

2010年2月23日火曜日

assagiare mangiare cucinare






assagiareというイタリア語、意味は「味見をする」。最初に覚えたイタリア語のひとつです。
mangiare「食べる」という意味。これは、イタリア人を表す言葉として有名ですよね。
そして、cucinare「料理をする」。
どれも私にとっては重要なイタリア語です。

いろいろな場所で「assagia!」と味見を勧められ
     ↓   ↓
レストランや友人宅で「mangia!」とご馳走になり
     ↓   ↓
「cucina!」と食材をおみやげにもらって作ってみる

考えてみると、イタリアではずっとその繰り返しです。

フランスのセレブ・シェフ ポール・ボキューズは
「料理人の腕は、舌の記憶の確かさにある」と言ったそうですが、
やっぱり食べないと解らない。ということで、今回もたくさん食べてきましたよ。

【その季節にしかないもの】【その場所でしか食べられないもの】がたくさんあるので、
メニューを見ながら、食べそびれているものがないか頭の中はフル回転です。
しかも、今回は初イタリアの2人が一緒。
「できるだけ、美味しくいろいろなものを食べてもらいたい!」と思っていたので尚更でした。
「満腹になり過ぎたこと」以外は、2人にも満足していただけたようでホッとしています。

唯一の心残りは、テーブルにお料理が運ばれてくると食べることに夢中で、
しばらくしてから「写真を撮ってない!」と気づくことが多々…
それでも、舌とお腹は覚えているから良しとしましょうか。

実質4日のTreviso滞在、ランチは観光の合間に3人でささやかなもの。
でもディナーは毎回、
友人のAlessandroやRaffaele、Cristinaたちと一緒に楽しい賑やかディナーでした。
aperitivo(食前酒)のBarから始まり、レストランやピッツェリアで食事、
その後、場所を変えてdigestivo(食後酒)かビール…と4、5時間続く長い夜。

私がイタリアへ行く目的は「食べること」と「友人に会うこと」。
この2つの目的は、4回のディナーで達成されました。
いつもはほとんど家で晩ご飯の友人たち、つき合ってくれた時間に感謝です。

トリプル楽しいランチ






今日のランチは、とっても大満足ランチでした♪フフフ

Treviso旅行の報告&28日リブレ・マルシェの打合せを兼ねて、
Atsukoさんと駒澤大学駅近くのブラッスリー・コンフルへ。
「一度、行こうね~」とAtsukoさんに言われていて、ようやくのお食事となりました。
リブレ・マルシェの情報はこちら
   ↓  ↓
http://www.rizble.jp/schedule_details100228.html#100228
http://www.atsuko-coubo.com/


【楽しいその1】は、Atsukoさんと一緒だったということ。
Atsukoさんと一緒の時間は、パンの会でもお食事会でもとっても楽しくて幸せ気分なのです。
とにかく、会った瞬間から二人で喋っています。

【楽しいその2】は、美味しいコンフルのお料理。
“本日のランチ”をオーダー、メインは豚ローストのポテトソース。
そして「パテ・ドゥ・カンパーニュも捨てがたい」というAtsukoさんに
「一皿で出せますよ」というオーナーソムリエ・倉田さんのお言葉で、オードブルとしてパテも追加。
まず、お野菜たっぷりのデミ・カップ入りミネストローネとサラダ。
そして、待望のパテ・ドゥ・カンパーニュ。濃厚なのにしつこくない!
「これがメインでも良いわ~」という気分。
そしてメインの豚ロースト、付け合せはキャベツのヴィネガー漬け、ラタトゥイユ、にんじんのオムレツ。
こちらも優しい味で、お野菜たっぷり。
シェフ・関口さん手作りのパンとデザート&カフェで、お腹は大満足です。

そしてそして【楽しいその3】は…
倉田さん、関口さん、ユウタくんが、ルックスも中身もイケている!
オバサンと言われても構いません、事実です。

で、トリプル楽しいランチしてきました。
コンフルのみなさん、次回はキッシュいただきに参ります!

2010年2月19日金曜日

初体験





私が初めてVeneziaという町を知ったのは、12歳くらいの時。
「リトル・ロマンス」という映画をテレビで見たときのことです。
【VeneziaのSan Marcoの日没の鐘が鳴るとき、
ゴンドラに乗ってため息の橋の下でキスをすると永遠の愛がかなう】
という伝説を信じて、男の子と女の子がParisからVeneziaまで旅をする物語。
実はその伝説はある男のでまかせで、しかも旅の途中ではいろんなことが起きて
ストーリーはハラハラドキドキの連続なのだけど、
ロマンティックなキスシーンは、“Veneziaといえばgondola”を私の中で揺るぎのないものにしました。

あ~それなのに…初めてVeneziaを訪れてから15年。
語学学校の通学で毎日Veneziaへ通っていたこともあるというのに、
今まで一度もゴンドラに乗ったことのなかった私。

イタリア人の友人たちに言わせると
「あれは観光客の乗るものだ。お前は観光客じゃないんだから、そんな無駄遣いをするな」という理屈。
あまりにもみんなが口を揃えて言うものだから、私も「そぉだよね」なんて思ってしまって。
日本の友人たちには「え~ゴンドラ乗ったことないの?」と度々驚かれていましたが、
今回ようやくの乗船と相成りました。

San Marcoのゴンドラ乗り場で、金額とコースの交渉。
3人で40分150ユーロ。
カーニバルの夕暮れにかかる時間帯だったので、金額が少々高めなのには目をつぶりました。

初体験の感想は…めくるめく官能の40分
でした。すごーく良かったです!
見慣れているはずのVeneziaの<初めての風景>が目の前に広がっていく感動、
徐々に日が暮れて灯りはじめる明かりに浮かぶ幻想的な世界。
(しかも、gondoliere・Claudioの<イタリア男お得意の口説き>というおまけもついて)
“惚れ直したぞVenezia!”という気分になりました。

次回はぜひとも【永遠の愛を誓う相手】と乗りたいなぁ。

2010年2月18日木曜日

Carnevale ~ un sogno di maschera ~





Veneziaという町は、いつだって現実から遊離している。
Canal Grandeから眺める運河に浮かんだ建物
calleやsotto portegoが入り組む迷路のような道
そしてナポレオンが“世界一美しい大広間”と言ったSan Marco広場

その夢のような町が、さらに深い夢へ…
カーニバルは夢の町Veneziaにさらなる色とりどりの夢を紡ぎだしていました。

あちらこちらに仮面をかぶったり個性的なコスチュームに身を包んだ人たちが溢れ、
場所によっては、中世にタイムトリップした錯覚に陥るようなことも。

青空の広がる昼間も、明かりが灯りだした夕闇も全てが夢の舞台で、
歩いているだけで、フワフワした気分に。

何度もVeneziaへ足を運んでいるけれど、このカーニバルの空気は独特で
別のVeneziaを見たようでした。

この感覚は、言葉でも写真でも伝えられそうにないのが残念でなりません。
ぜひ一度、カーニバルのVeneziaを体感してほしい!!

2010年2月17日水曜日

ただいま~






って、どこから帰ってきたのかというと…
10ヶ月ぶりの里帰り(?)、行っておりましたTreviso。
日数が短かったのが残念だったけど、久しぶりのTrevisoの空気を思い切り吸ってまいりました。

しかも今回は、【定例イイ女の会】妄想実現スペシャル版。
仮面で有名なVeneziaのカーニバルを堪能、初体験も盛りだくさんでした。
予想に違わぬ珍道中ぶりで5泊7日を満喫してきました。

数々のエピソードは改めて。

2010年2月10日水曜日

妄想を実現するパワー

毎月中旬に集まる定例イイ女?の会、
おいしいお酒とお料理と共に繰り広げられる別名「大妄想大会」です。

私も含めたこのメンバーの「すごい」ところは、
口にした妄想が妄想で終わらずにきちんと実現しているというところ。
実現させようとする熱意と行動力は誰にも負けていません。
私たちは「口に出すことで実現できる」と信じているのです。
だから定例会のときは、とりあえず思っていることを全部話してみることにしています。
時々、自分たちでも呆れるようなこと口走ってたりしますが…

そしていよいよ!私たちの妄想の中でも、
1,2を争うと思われていた大妄想が実現するときがやってまいりました。

実現するための準備万端、パワー充電完了です。
さてさて、どんな妄想か…次回をお楽しみに!

2010年2月6日土曜日

Tablewear Festival




東京ドームで開催されている“テーブルウェア・フェスティバル”へ行ってきました。
展示だけで2時間、楽しんでまいりました。

「このセッティングにはこんなお料理が良いな」とか
「このシチュエーションは…」とか、いろいろ考えていたら楽しくなってきました。
テンション上がってしまって、撮った写真は100枚以上。
~同行の友人は私の写真を見て「相変わらず下手だなぁ」とぼやいてましたが~


撮った写真を見ていて思ったことが。

今回は「和」な雰囲気に魅かれていたようで、漆器や和食器を使っているものを中心に撮っていました。
日本独特の美意識に心がフィットするのを感じてたのでしょうね。
以前は、ヨーロッパのものに目が行ってたのですが…やっぱり日本人なんだなぁ。
あら、こんなこと感じるのって歳のせいでしょうかね。

そしてもう一つのフォーカスは「色」でした。
数年前までは、どちらかというとモノトーンが好みで色遣いもグラデーションが好きだったのですが、
この1,2年は綺麗な色遣いにワクワクしてるんですよね。
これもやっぱり、歳かなぁ?


それはさておき、「食」に関わることに触れているのはつくづく楽しいなぁ、というのが実感です。

2010年2月1日月曜日

会心の出来




2010年新年会、締めくくりは【持ち寄りパーティー】でした。
担当は「主食」ということで、パンを焼きました。

実は自分ひとりで、パンを焼くのはかなり久しぶり。
失敗しませんように!とちょっとドキドキしながら生地を仕込んで…
オーバーナイトで一次発酵、発酵具合はまずまずかなぁ。
それからベンチタイム、二次発酵そしてオーブンへ。

焼きあがったパンは…思った以上の出来!
いつもAtsukoさんのパンを食べて「あなたの作るパンとは違うわね~」と私のパンには辛口の母も
「今回のは上手に出来てる方ね」と少しだけお褒めの言葉。

嬉しい気分でパンを持って、Yuka宅へ。
テーブルに並んだのは、マカロニグラタン、豚バラのワイン煮込み、ハムのムース、サラダ、と
パンに合いそうなメニューばかり。上手に焼けて良かったぁと一安心です。
サイドディッシュで、チーズ&クラッカー。そしてデザートは黒ゴマのムース。
それはそれは豪華なパーティーメニューでしたよ~。
キッズ3人を含むパーティーは、食べて喋って笑って約5時間はあっという間。
また次回の約束をして幸せ気分で帰宅しました。


今回のパンの出来栄え…
昨年秋からパンの会のお手伝いをさせていただきながら、
Atsukoさんの酵母の作り方、生地の仕込み等を間近で見て、そしてかなりの数のパンを食べたこと。
それは貴重な貴重な修行だったのだと思います。
Atsukoさん、感謝してます&これからもよろしくお願いします。

ちょっとでも上達したなと思うと益々楽しくなりますよね。
もっともっと美味しいパンが焼けるように“更なる修行”を!